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精米仕立ての米は、やっぱり美味しい

精米したてのお米が美味しいと思う人も多いと思います。
これは決して気のせいではないそうです。お米は精米することで表面の脂質の酸化が始まってしまうので、徐々に味が落ちていくのだそうです。また精米すると水分が飛びやすくなるので、どんどんお米のモチモチした感じや甘味といったものが失われていきます。
そのために、精米したてが美味しいと感じるのでしょう。

農園で働く人の話によると、精米してから夏期で2週間程度、冬期で1ヶ月程度で急激に味が落ち始めるそうなので、もしも精米機を持っているような家庭なら、纏めて精米せずに、この期間で食べる程度にしておくといいそうです。

ちなみに、家庭用の精米機でもちゃんと精米出来るそうですし、古米であっても酸化した表面を精米機で落とすことで美味しく食べられるらしいです。

ネットなどでお米の通販をする時、美味しさに拘るなら受注精米をしているところがいいかもしれません。
販売元によっては、玄米の状態で温度管理されている低温貯蔵室で保管し、注文を受けてから精米して発送するというところもあります。スーパーなどでお米を買う場合でも、銘柄や産地についつい注目しがちですが、同じくらい精米時期もチェックすることをお勧めします。

余談ですが、お米には『白米』、『7分づき米』、『5分づき米』、『玄米』といった状態の種類があります。
長期保存に適しているのは玄米、次が白米で、7分づきと5分づきは適しませんので注意が必要です。

栄養価の高い玄米を選ぶ人もいると思いますが、食べ難いのが難点でしょう。 しかし、浸漬時間を長くして水加減を若干増やすことで食べやすくなりますし、今の炊飯器にはそもそも玄米モードで炊く機能が備わっているものも多いと思います。

栄養価は気にするけれども玄米は少し、という人は『分づき米』を選ぶといいでしょう。
5分より7分づきの方が白米に近いので、初めて分づき米を買うのなら7分づきの方がいいかもしれません。

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